タヌキとアライグマの違いとは?被害激増の現場で見分ける全技術
都市部の住宅街で繰り広げられているのは、タヌキとアライグマの一騎打ちだけではない。額から鼻先にかけて白い筋が入るジャコウネコ科の「ハクビシン」が乱入し、熾烈な三つ巴の陣地争いが生じている。
ハクビシンは胴長短足で驚異的なバランス感覚を持ち、電線を綱渡りして屋根へ飛び移る。庭木のビワやブドウを食い荒らし、屋根裏に複数頭で糞尿を一箇所に溜める「ため糞」を行うため、家屋の天井が腐食して抜け落ちる被害が頻発している。
野生動物管理学の研究者たちは、都市環境がこれらの中型哺乳類にとって「天敵がおらず、年中食べ物が手に入る楽園」と化している現状に警鐘を鳴らす。YouTubeには夜間カメラが捉えた家庭菜園の襲撃劇や、屋根裏で繰り広げられる動物同士の威嚇映像が連日のように投稿され、住宅街のすぐ足元に広がる生態ピラミッドの異変をリアルに伝えている。