世田谷で30年以上続く情熱。松原サッカークラブが子どもたちを惹きつける理由

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松原サッカークラブ(以下、松原SC)の歴史は平成の幕開けとともに始まった。バブル景気華やかなりし1989年、地域の子どもたちにサッカーを楽しんでもらいたいという地元有志の思いから結成された。当時から一貫しているのは、「勝利至上主義に陥らない健全な育成」というスタンスだ。

東京都少年サッカー連盟は、都内を16のブロックに分けてリーグ戦や大会を実施している。松原SCが属する「第5ブロック」は世田谷区全域をカバーする超激戦区だ。FCトリプレッタやBuddy SCといった全国レベルの強豪クラブチームがひしめく中で、松原SCは公立小学校のグラウンドを拠点とする「地域少年団」としての独自のポジションを確立してきた。

専門の強豪クラブが厳格なセレクション(入団テスト)を実施するのに対し、松原SCは門戸を広く開けている。サッカーを始めたばかりの低学年や、運動が得意ではない児童も対等に受け入れる。この包括的なスタンスが、30年以上の長きにわたり地域住民から愛され続ける理由だ。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。