怪作から飛躍へ!ナタリア・ダイアーの知られざる私生活と次回作
80年代カルチャーとダークファンタジーを融合させたSFホラーの傑作において、物語を牽引した原動力のひとつは間違いなく彼女の鋭利なリアリティだった。製作を手がけたダファー兄弟が当初想定していたのは、郊外の高校にいる典型的な優等生像。しかし、ナタリア・ダイアーがオーディションで見せた陰影のある表情と張り詰めた知性が、ナンシー・ウィーラーというキャラクターの運命を決定づけた。
ジャーナリズム精神に目覚め、街の暗部に潜む陰謀を暴いていくナンシーの姿は、海外テレビドラマの歴史においても類を見ない鮮烈な成長曲線を描き出した。モンスターに銃口を向ける彼女の眼差しには、恐怖を凌駕する覚悟が宿る。ただの被害者でも、単なるアクションアイコンでもない。生々しい葛藤を抱えた一人の若者として演じ切ったことで、世界中の批評家を唸らせた。