カタカナ「ヒ」の書き順は横が先!大人の勘違いと美文字の法則

カタカナ「ヒ」の書き順は横が先!大人の勘違いと美文字の法則に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

筆順は単なる形式的なルールではなく、筆を走らせる際の合理性と文字の歴史から必然的に導き出されたものです。ヒ書き順横から縦の理由を解き明かす鍵は、文字のルーツであるヒの成り立ちと画数にあります。

カタカナの多くは、平安時代初期に僧侶や貴族が漢文を素早く訓読・筆記するために、漢字の一部を省略して作られました。カタカナの「ヒ」は、人が二人並んでいる様子を象った会意文字「比」の右側のつくり(旁)をそのまま抜き取ったものです。漢字「比」の部首・筆順を確認すると、右側のつくりは「短い横画(または払い・点)」を先に打ち、その後に「縦から右へと折れて払う縦彎鉤(じゅうわんこう)」を運筆します。

小学校国語カタカナ指導要領および文部科学省の国語科手引きにおいても、カタカナの筆順は元となった漢字の書写規範と一貫性を保つよう体系化されています。「上から下へ」「左から右へ」という日本語の運筆大原則に忠実に従えば、上部に位置する横画を1画目に置き、全体を支える縦折れの画を2画目に置く流れは極めて自然な身体運動です。先人の筆使いの軌跡が、そのまま現代の正しい筆順として残されています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

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