チョッパーの声優は変わった?代役の真相と歴代交代劇を徹底検証
2006年初頭、アニメファンの間に激震が走りました。東映アニメーションおよび所属事務所の公式発表資料によると、大谷育江さんの休業理由は急性疾患に伴う体調不良と療養によるものでした。過密スケジュールの中で複数本の国民的アニメのレギュラーを抱えていた大谷さんの健康を最優先に考え、一時的にすべての収録現場から離れる決断が下されたのです。
この緊急事態において、チョッパーという極めて重要な役柄の代役として白羽の矢が立ったのが、実力派声優の伊倉一恵(いくらかずえ)さんでした。『シティーハンター』の槇村香役や『魔神英雄伝ワタル』の虎王役などで知られる伊倉さんは、大谷さんと同じ事務所(マウスプロモーション当時は江崎プロダクション系列)に所属していた縁もあり、急遽ピンチヒッターを引き受けることとなりました。
ワンピースのチョッパー声優が変わった時期と具体的な話数は、TVアニメ第254話「奪われた魂!チョッパー大ピンチ」(2006年1月22日放送)から第263話「司法の島!エニエス・ロビーの全貌!」(2006年4月30日放送)までの計10話分です。さらに、同時期に劇場公開された映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(2006年3月4日公開)でも、伊倉一恵さんがチョッパーの声を全編にわたり担当しました。
その後、順調に回復を遂げた大谷育江さんは、第264話「上陸作戦始動!麦わら一味突入せよ!」(2006年5月21日放送)をもって見事にチョッパー役へ復帰を果たしました。現場復帰が発表された際、アフレコスタジオでは麦わらの一味のキャスト陣から温かい拍手で迎えられたというエピソードが当時の声優座談会などでも語られています。