ドラクエ7評価はなぜ分かれる?石版と鬱展開の真実を徹底レビュー
本作を語る上で欠かせないのが、シリーズの基盤を築いた偉大なクリエイターたちの存在だ。堀井雄二が緻密に組み上げたテキストと世界観。そこに生命を吹き込んだのが、鳥山明による唯一無二のキャラクターデザインとモンスターデザインだ。重鬱なストーリーでありながら、画面に流れるどこか温かみのある造形が、暗くなりすぎる物語のトーンを絶妙に中和している。
そして、すぎやまこういちが手掛けた音楽は、作品の持つ悲哀と壮大さを一層引き立てる。特に過去の世界で流れる哀愁を帯びたBGMや、希望を感じさせるフィールド曲は、プレイヤーの感情を揺さぶり続けた。この黄金トリオの才能が集結したことで、本作は単なるロールプレイングゲームの枠を超え、JRPG史に燦然と輝く金字塔となった。