アスファルトとコンクリートの違いは?費用や寿命の差を徹底比較

アスファルトとコンクリートの違いは?費用や寿命の差を徹底比較の詳細について、最新情報を基に徹底解説します。

どちらの舗装を選ぶにせよ、経年劣化と無縁でいることはできません。しかし、両者では劣化の現れ方と必要な補修内容が大きく異なります。

コンクリートの最大の弱点は「クラック(ひび割れ)」です。コンクリートのひび割れ原因の多くは、硬化時に水分が蒸発して体積が縮む「乾燥収縮」や、気温差による熱膨張・収縮によって引き起こされます。幅0.3mm以下のヘアークラックであれば構造上の問題はありませんが、見た目の美しさを損なう原因になります。これを防ぐため、現場では適切な間隔で「目地(スリット)」を設け、割れをコントロールする設計が必須です。

一方、アスファルトは紫外線や雨水によって油分が抜け、次第に表面がパサパサになって骨材が剥がれ落ちる「骨材飛散」が発生します。10年を過ぎるとひび割れから雨水が路盤に侵入し、地盤沈下や陥没を招くため、10〜15年スパンでのオーバーレイ(重ね張り)や打ち替え工事が必要となります。コンクリートは初期費用こそ高いものの30年以上大がかりな補修が不要なケースが多いのに対し、アスファルトは定期的なメンテナンス費用が定期的に発生するというライフサイクルコストの罠を見落としてはなりません。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。