【深層追跡】「甲子園 コールド」解禁論争が2026年夏に急浮上——猛暑と継続試合制度が変える高校野球の常識

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一方で、伝統的な高校野球観を重視する層からは、本大会でのコールド導入に対する慎重論も根強く残る。「甲子園には9回裏に数々の奇跡が起きてきた歴史がある」「どんなに点差が開いても、3年生にとって最後の夏を最後まで戦い抜かせてあげたい」という心情的アプローチだ。

実際、過去の甲子園では8回、9回の大爆発によって7点差や8点差をひっくり返した名勝負が存在する。コールド制を導入すれば、こうした歴史的な逆転劇の可能性を最初から摘み取ることになるという指摘も一理ある。感情論と合理性の対立は、指導者や野球関係者の間でも真っ二つに分かれており、議論が平行線をたどる最大の要因となっている。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。