米政府系メディアが明かす機密リークと国際政治の知られざる舞台裏
政府系メディアでありながらジャーナリズムの独立性をいかに保つかという問いは、同局が創設された当初からの宿命だ。この難解な葛藤に道筋を付けたのが、冷戦期に放送事業の舵を取った伝説的ジャーナリストのエドワード・R・マロー(Edward R. Murrow)である。
「敵に勝つための最良の手段は、真実を語ることだ」というマローの信念は、プロパガンダと真の報道を分ける絶対的な境界線となった。国家の国益を代弁する圧力に晒されながらも、客観的な事実報道を愚直に貫く姿勢こそが、長年にわたり世界的な信頼を獲得してきた源泉にほかならない。