Rip Slyme元メンバーSuの現在と再評価:2000年代ヒップホップの低音を支えた男が描く表現者のリアル
しかし、栄光の光が強ければ強いほど、射し込む影もまた深かった。2017年に報じられた私生活のスキャンダルは、怒濤のバッシングを引き起こし、長年築き上げたグループのイメージに甚大な打撃を与えた。結果としてグループは活動休止へと追い込まれ、SU自身も所属事務所を退社。表舞台からの事実上の退場を余儀なくされた。
エンターテインメント業界におけるコンプライアンスの波が強まり始めた時期とも重なり、彼が支払った代償は決して小さなものではなかった。メディアからの徹底的な糾弾、SNSでのバッシング、そして何より長年苦楽を共にしたメンバーやファンへの裏切り。当時の彼は、自らの過ちの重さに打ちひしがれ、音楽から完全に距離を置く生活を送っていたとされる。