窒息救命の要!ハイムリック法の正しい手順と絶対Ngな禁忌事項

窒息救命の要!ハイムリック法の正しい手順と絶対Ngな禁忌事項に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

気道に異物が詰まった際、患者が自力で強く咳き込める状態であれば、咳を続けさせることが最優先されます。しかし、声が出せない、呼吸ができない、顔色が急激に暗紫色(チアノーゼ)に変化するといった「完全気道閉塞」の兆候が見られた場合は、一刻の猶予もない窒息 応急手当が必要です。

ハイムリック法(腹部突き上げ法)は、横隔膜を急激に押し上げて胸腔内圧を高め、肺に残っている空気の圧力を利用して異物を吐き出させる手法です。窒息救命ガイドラインに準拠した基本手順は以下の通りです。

1. 背後からのアプローチと姿勢の確保
救助者は倒れ込まないよう足を前後に開いて重心を安定させ、立位または座位の傷病者の背後に回り込みます。傷病者の脇の下から両腕を前方に回します。

2. 手の配置(ランドマークの確認)
片手で固い握り拳(グー)を作り、親指側を傷病者の「みぞおち(剣状突起)より十分下、かつへそより上」の腹部中央に当てます。肋骨やみぞおちを直接圧迫しない位置取りが極めて重要です。

3. 突き上げ動作の実行
もう一方の手で握り拳を上から包み込むようにしっかりと握ります。すばやく手前斜め上方(背中・頭の方向)に向かって、瞬間的に強く引き上げるように圧迫を加えます。異物が排出されるか、傷病者の反応がなくなるまでこの動作を繰り返します。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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