氷上を震わせる奇跡の旋律!羽生結弦とバイオリンが放つ至高の表現
羽生が魅せる弦の響きは、西洋の重厚さだけにとどまらない。日本を代表するバイオリニスト・川井郁子とのコラボレーションで見せた『ホワイト・レジェンド(白鳥の湖)』の舞いは、クラシック音楽の枠を飛び越えた情念の結晶だった。
川井のバイオリン演奏が放つ妖艶で切ない音色に、羽生は全身全霊の感情を乗せて応えた。東日本大震災からの復興への祈りを宿したその滑りは、哀愁と希望が交錯する圧倒的な叙情詩だ。音をただなぞるのではなく、弦が叫ぶ痛切な感情を自らの肉体で引き受け、氷上に描き出す。この共演によって、クラシック音楽とフィギュアスケートの融合は新たな次元へと押し上げられた。