草刈機とチェーンソーを守る!50対1混合オイルの作り方と選び方
かつての屋外動力工具では、ガソリン25に対してオイル1を混ぜる比率が一般的だった。しかし現代の機器では、ガソリン50に対してオイル1という薄い混合比率が主流となっている。この変化の背景には、高精度化した2ストロークエンジンの設計技術向上と、オイル自体の著しい性能進化が存在する。
2ストロークエンジン構造は4ストロークエンジンと異なり、オイルパンによる独立した潤滑システムを持たない。ガソリンと一緒に吸入されたオイルが、シリンダー壁面やピストンピン、クランクシャフトのベアリングを直接潤滑する仕組みだ。チェーンソーの祖を開拓したアンドレアス・スチールの時代から培われた技術は現在も進化を続け、金属表面の摩耗を最小限に抑えるクリアランス設計が実現している。
さらに、株式会社スチールやハスクバーナ・ゼノア株式会社といった世界的メーカーが投入する最新モデルは、排出ガス規制をクリアしながら高回転・高出力を叩き出す。これら最新鋭機で旧来の25対1燃料を使用すると、未燃焼オイルがカーボンとしてシリンダー内に急速に堆積し、かえってエンジントラブルの原因となってしまうのだ。