胃痛胸焼けに効くH2ブロッカーの真実!Ppiとの違いと正しい服用法
H2ブロッカー(正式名称:H2受容体拮抗薬)は、胃粘膜にある壁細胞の「ヒスタミンH2受容体」に結合し、胃酸分泌シグナルを強力にブロックする薬剤です。胃酸分泌を促す伝達物質にはヒスタミン、ガストリン、アセチルコリンの3種類が存在しますが、特に空腹時や夜間の基礎分泌において主導的な役割を果たすのがヒスタミンです。
この受容体を塞ぐことで、過剰に出過ぎた胃酸を速やかに減らし、荒れた胃粘膜への攻撃を食い止めます。主成分であるファモチジン錠の効果は、服用後およそ1〜3時間で血中濃度がピークに達し、速やかに不快感を和らげる点にあります。この切れ味の鋭さから、医療現場では古くから胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療薬や、胃酸が食道へ逆流する逆流性食道炎の胃酸抑制薬として確固たる地位を築いてきました。
一般的な健胃薬や制酸薬(炭酸水素ナトリウムやアルミニウム製剤など)が出過ぎた酸を「中和」するにとどまるのに対し、H2ブロッカーは「分泌の蛇口を根元から絞る」ため、痛みの鎮静力において圧倒的な差を発揮します。