山城新伍の波乱に満ちた生涯|晩年施設での日々や娘との絶縁真相
2000年代に入ると、長年の暴飲暴食や不規則な生活が祟り、山城新伍の健康状態は急速に悪化していきました。重度の糖尿病に加え、脳梗塞を発症。さらに晩年には認知症の症状も見られるようになり、芸能活動の継続は困難を極めました。
身の回りの世話をしてくれる家族がいない中、山城新伍が入所したのは東京都町田市にある高齢者福祉施設(ケアハウス・特別養護老人ホーム)でした。かつて一世を風靡した大スターが、名前を伏せることなく施設の一室で静かに療養生活を送る姿は、当時の週刊誌などでも大きく報じられました。
施設には、東映時代からの盟友である梅宮辰夫や松方弘樹、元マネージャーらが時折見舞いに訪れていましたが、元妻や娘が姿を現すことはありませんでした。そして2009年8月21日、嚥下障害による肺炎のため、70歳でこの世を去りました。華麗なスポットライトを浴びた男の、あまりにも静かで孤独な終焉でした。