2026年、なぜ「海の珍味」が世界中で争奪戦に? 高級カラスミの知られざる舞台裏と職人の執念
ヨーロッパ、特にイタリアのサルデーニャ島やシチリア島でも「ボッタルガ(Bottarga)」として親しまれているが、日本の伝統品とは似て非なるものだ。決定的な違いは、乾燥度合いと塩分濃度のバランスにある。
地中海のボッタルガは比較的しっかり乾燥させ、おろし金ですりおろしてパスタやサラダのトッピングとして使うのが主流だ。一方、日本の伝統技術は内部に適度な水分とねっとりとした生感を残す。そのまま薄切りにして軽く炙り、チビチビと味わう日本の酒呑み文化に特化した進化を遂げてきた。