一攫千金で人生逆転は可能か?富豪の共通点と失敗の落とし穴を暴く
SNSや匿名掲示板では「億り人になってFIRE(早期リタイア)した」「FXのフルレバレッジで借金を一括返済した」といった華々しい武勇伝が目立ちます。しかし、コミュニティのリアルな書き込みや当事者の手記を丹念に追うと、知られざる残酷な結末が浮かび上がってきます。
全米経済研究所(NBER)などの複数の調査機関が発表したデータによると、宝くじの高額当選者のうち約70%が数年以内に自己破産または深刻な財政難に陥っているという衝撃的な実態があります。日本国内の匿名掲示板やSNSでの検証でも、以下のような生々しい証言が多数見受けられます。
「暗号資産の急騰で口座残高が3億円に達したとき、完全に全能感に支配された。生活水準を跳ね上げ、高級外車を買い、知人に奢りまくったが、その後の相場暴落で資産が10分の1に。翌年に襲いかかってきた住民税と所得税の支払いができず、結局資産をすべて失い借金だけが残った」(20代元投資家の告白手記より)
なぜ急激に富を得た人は転落しやすいのでしょうか。心理学ではこれを「メンタル・アカウンティング(心の会計)」の歪みと呼びます。自らの汗と時間を費やして得た労働対価とは異なり、短期間の幸運で手に入れた資金は「あぶく銭」として軽視され、雑に消費・再投資されてしまう傾向があるのです。