木村多江が演じた貞子の衝撃真相!名女優の原点と封印された怪演秘話
のちにKADOKAWA(旧角川書店)主導で製作された劇場版映画の貞子が「絶対的な悪・不可避の死」を象徴するポップアイコンへと進化していったのに対し、木村多江が具現化した貞子は驚くほど生々しく、美しかった。劇中で垣間見せる素顔の美貌と、怪異へ変貌した瞬間の落差が、観客の精神を激しく揺さぶる。
映画版の貞子が白いワンピースと垂れ下がった髪で素顔を覆い隠したのに対し、ドラマ版では彼女の端正な顔立ちと冷たい眼差しが露わになる場面が多い。悲劇的な運命に翻弄された超能力者としての悲哀が、木村の透き通るような肌と儚げな佇まいによって鮮烈に刻み込まれている。