ポーランドチョコは本当にまずい?甘すぎる悪評の真相と失敗しない名門銘柄
だが、ポーランドのショコラを「大味な安物」と切り捨てるのは早計に過ぎる。その歴史の中心に君臨するのが、1851年にドイツ系移民の菓子職人カロル・ヴェデル (Karol Wedel)がワルシャワで創業した名門ブランド、E.Wedel (E.ヴェデル)だ。同社は170年以上にわたり、ポーランドの王族や市民に愛され続け、国の誇りとも称される最高峰のチョコレート文化を築き上げてきた。
興味深いことに、この歴史あるナショナルブランドは2010年、日本でおなじみのロッテホールディングス (Lotte Holdings)によって買収されている。日本の製菓大手が東欧の老舗を傘下に収めたニュースは当時、世界の製菓産業 (Confectionery Industry)に大きな驚きを与えた。ロッテの資本と厳格な品質管理のもとで伝統レシピの純度が高められた結果、現在製造されるヴェデルのタブレットは、濃厚でありながら雑味のないクリアなカカオ感を誇っている。