桜を見る会はなぜ中止に?前夜祭疑惑と名簿廃棄の真相を徹底解説
桜を見る会が中止へと追い込まれた直接の契機は、2019年秋の臨時国会における徹底的な追及でした。日本共産党の田村智子議員による国会質問を皮切りに、野党合同追及本部が結成され、メディアも連日トップニュースで報じる事態となったのです。
経緯を整理すると、単なる予算超過にとどまらず、以下のような決定打となる疑惑が次々と明るみに出ました。
政府は当初、「各界の推薦を取りまとめた正当な招待」と説明していましたが、政治家枠の存在や招待枠の推薦基準が著しく形骸化していたことが露呈。さらには、預託商法で破綻し社会問題となった「ジャパンライフ」の元会長宛てに届いた招待状に、首相推薦枠を示すとされる「60」の区分番号が記載されていた疑惑が浮上し、批判は頂点に達しました。
支持率の急落と政権運営への打撃を恐れた安倍内閣は、2019年11月13日、翌2026年春の開催中止を突如発表。その後発足した菅義偉内閣においても「国民の理解が得られない」として開催見送りが表明され、行事は事実上の廃止へと至りました。