うがいのしすぎは逆効果?喉を傷める衝撃の真相と医師推奨の正しい回数

うがいのしすぎは逆効果?喉を傷める衝撃の真相と医師推奨の正しい回数の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

ドラッグストアなどで手軽に購入できる「ポビドンヨード」を主成分とした茶褐色のうがい薬は、優れた殺菌・消毒効果を誇ります。医療現場の手術前消毒などにも使われるほど強力な薬剤ですが、日常的な感染予防として常用するには大きな落とし穴が存在します。

最大のリスクは、病原菌だけでなく口腔内や喉を守っている「善玉の常在菌」まで根こそぎ殺菌してしまう点です。私たちの口や喉には多種多様な常在菌がバランスを保って生息しており、外から侵入してきた有害な病原菌が定着・増殖するのを防いでいます。ポビドンヨードの使いすぎによって常在菌バランスが崩れると、外部からの病原体に無防備になるばかりか、普段はおとなしいカビの一種(カンジダ菌など)が異常繁殖する原因にもなりかねません。

さらに、高濃度の薬液による粘膜刺激によって喉の荒れやただれが生じるほか、主成分であるヨウ素の過剰摂取によって甲状腺機能に影響を及ぼす副作用リスクも指摘されています。明らかな細菌感染による腫れがあるなど医師から指示された場合を除き、毎日の予防目的でポビドンヨード系うがい薬を乱用するのは避けるのが賢明です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。