週末の混雑はどう変わったか?2026年の「イオンモール東員」に見る地方商業の劇的シフト
1階のセントラルコート周辺に広がる食品エリアは、朝10時の開店と同時に活気を帯びる。地元・いなべ市や桑名市、菰野町で採れたばかりのみずみずしい有機野菜、東員町特有の特産品が並ぶマルシェコーナーには、顔なじみの生産者と談笑する客の姿が絶えない。
全国展開のチェーン店が並ぶ画一的なフードコートのイメージは、ここにはない。鈴鹿の清流で育った茶葉を使ったティースタンドや、北勢地域のクラフトビールをその場で味わえるビアバーなど、ローカルの作り手が主役となるブースが軒を連ねる。
大手流通のスケールメリットを活かしつつ、棚の主役に据えるのは徹底した「地元の旬」。この絶妙なハイブリッド構造が、遠方からの観光客にも強烈なフックとして機能している。