ゲレンデがとけるほど恋したい映画の熱狂!配信・キャストの現在
日本のスキー映画といえば、1987年の『私をスキーに連れてって』を思い浮かべる人も多いだろう。バブル全盛期のスタイリッシュで都会的なリゾートライフを提示した金字塔から約8年。その遺伝子を継承しつつ、より身近で等身大の若者像へとシフトさせたのが本作だった。
洗練された大人のスマートな恋を描いた前作に対し、本作が描いたのは誰もが一度は経験したことのある「素直になれないプライド」や「もどかしい告白」だ。浮かれたバブルの熱狂が落ち着き、より心情のリアリティを求めた90年代中盤の空気を巧みに掬い上げたことで、時代を超えて共感を呼ぶ一作となった。