介護実習指導者のコメント例文集|日誌・評価表に使える実践フレーズと伝わるフィードバック術
すべての実習生が順調にステップアップするわけではありません。現場でよく直面する「躓き」の場面に応じた具体的な記述例を紹介します。
積極性が不足している・指示待ちになりがちな実習生へ
慎重すぎる性格や、失敗への恐れから動けなくなっているケースが多く見られます。
- ダメな例:「もっと自発的に動いてください。やる気が感じられません。」
- 改善コメント例:「間違いを恐れず行動しようとする姿勢は大切です。明日は『次に何をすべきか』自分なりの予測を立てて、実施前に『◯◯を行ってもよろしいですか?』とスタッフに提案してみましょう。その一歩を楽しみにしています。」
記録や日誌の記述内容が薄い・具体性に欠ける実習生へ
何を日誌に書けばいいのか、情報の取捨選択ができていない状態です。
- ダメな例:「内容が薄いです。もっと詳しく書いてください。」
- 改善コメント例:「今日の『楽しそうだった』という記述をもう少し深掘りしてみましょう。利用者様のどんな表情、どんな発言から『楽しい』と感じ取ったのか、事実に絞ってメモを取る習慣をつけると、日誌の具体性がぐっと高まりますよ。」
安全面・衛生面で不注意が見られた場合
介護現場での事故や感染防止に関わる事項は、曖昧にせず厳格に伝える必要があります。ただし、人格否定にならないよう注意します。
- ダメな例:「危険です。注意力が足りません。」
- 改善コメント例:「移乗介助の際、ブレーキの確認が漏れていました。介護において安全確保は最優先事項です。どんなに慣れてきても『指差し確認』を徹底する手順を再確認してください。明日、改めて一緒に手順をチェックしましょう。」