0120は無料の誤解を暴く!携帯発信の落とし穴と迷惑電話対策
「0120と表示されていれば、どんな端末からかけても通話料はかからない」という理解は、厳密には正しくありません。原則として0120フリーダイヤル携帯から無料で接続できる設計になっていますが、それはあくまで「受取側の企業が携帯電話からの着信を許可している場合」に限られます。
企業がフリーダイヤルを契約する際、着信を許可する発信地域や端末種別(固定電話のみ、または携帯電話を含む全端末)を個別に指定できます。携帯電話からの着信を許可した場合、企業側が支払う従量課金コストは固定電話からの着信に比べて割高に設定されています。そのため、経費削減を目的として「携帯電話・PHS・公衆電話からの接続を着信拒否」に設定している窓口が少なからず存在します。
携帯からの発信がブロックされた場合、自動音声で「お客様がおかけになった番号は、携帯電話からはご利用いただけません」とガイダンスが流れ、続けて市外局番から始まる一般電話番号や「0570」で始まるナビダイヤルへの掛け直しを促されます。ここで案内された番号へかけ直した瞬間、通話料は企業負担から発信者負担通話へと切り替わります。これこそが、利用者が気付かないうちに料金を支払うことになるフリーダイヤル通話料有料のケースの典型例です。
さらに、多くの利用者が契約しているスマートフォンの「5分かけ放題」や「完全かけ放題」プランに関しても注意が必要です。0120自体は通話料がゼロであるため関係ありませんが、案内された窓口が「0570」だった場合、大手キャリアや格安SIM各社が提供する通話定額オプションは例外なく適用対象外となります。長時間保留音を聴かされた末に、数十秒単位で加算される通話料に驚愕する利用者が後を絶たない背景には、この課金構造のすり替えが存在します。