喉越しの裏に酵母の革命!日本人が愛する黄金色ビールの真実を追う

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長らく大手メーカーの専売特許と見なされてきたラガーに、新たな風が吹き込んでいる。小規模醸造所(マイクロブルワリー)の台頭により、IPA(インディア・ペールエール)などの上面発酵ビールが席巻したクラフトシーンにおいて、原点回帰とも言える「クラフトラガー」の波が押し寄せているのだ。

ラガーの醸造には、徹底した温度管理設備と長期間の熟成タンク占有が必要であり、小規模な設備にとってはコスト的にも技術的にも極めてハードルが高い。エールのように強烈なホップ香で醸造の粗を覆い隠すことができないため、醸造家の技術力が赤裸々に暴かれるスタイルでもある。

日本地ビール協会が主催する品評会でも、技術水準の向上に伴い、伝統的なドイツスタイルを踏襲しつつ現代的なアロマホップを取り入れたクラフトラガーが次々と高い評価を獲得している。米やハーブを副原料に使ったジャパニーズラガーや、極限までドライに仕上げたインダストリアルラガーへのリスペクトを込めたリバイバルなど、画一的だったラガーの定義は今まさに多様な色彩へと解き放たれつつある。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。