『呪術廻戦』夏五の運命を分けた伏線と最新続編の極秘エピソード
なぜ「俺たちは最強だ」と笑い合っていた二人は、正反対の道を歩むことになったのか。その答えはすべて『懐玉・玉折』に凝縮されている。星漿体・天内理子の護衛任務と、その凄惨な結末。伏黒甚爾という圧倒的異分子の介入によって、彼らの「最強」という全能感は根底から打ち砕かれた。
五条悟は死の淵から反転術式を体得し、「覚醒」を果たして個としての完成を迎える。一方で、呪霊を口にし続ける苦痛と非術師への疑問を一人で抱え込んだ夏油傑は、孤立の深みへとはまっていく。拍手音が響く宗教団体の異様な空間で、夏油の精神が決壊していく演出は圧巻であった。画面のコントラストと雨音の演出は、二人の一方通行となった思考を克明に物語っている。