菅直人は政界引退後に何をしているのか?知られざる脱原発の現場
引退後の菅にとって、もうひとつのライフワークとなっているのが、歴史的惨事の正確な記録と証言だ。2011年の東日本大震災および福島第一原子力発電所事故の当時、最高指揮官として何を見て、どう判断したのか。その実相を風化させないための活動を継続している。
国内外のメディアから制作される政治ドキュメンタリーへの出演依頼にも真摯に応じ、当時の克明な状況証言を残す作業に関わっている。事故直後の緊迫した官邸内のやり取り、判断の迷い、そして原発ゼロへの確信に至るまでのプロセス。単なる自己弁護ではなく、将来の危機管理に役立つ客観的な教訓を残すべく、回顧録や論考の執筆にも多くの時間を割いている。