Z世代を釘付けにする「リアル」の衝撃。西日本シティ銀行のSns戦略と辰川蒔奈が起こした金融マーケティングの新風
ここ数年、若年層のSNS利用環境は激変した。作り込まれたグラフィックや過剰な加工フィルターに対する疲弊感が広がるなか、「無加工・即時投稿」を掲げるアプリ『BeReal』が10代から20代前半のカルチャーの中心へと躍り出た。
地方銀行にとって、若い世代との接点作りは長年の課題だった。従来のTVCMや駅構内広告だけでは、スマホの画面に没頭する世代の意識に届かない。そこで西日本シティ銀行が切ったカードが、若者の生活圏に完全に同調するBeRealを活用したプロモーションだった。作為を感じさせない空間設計こそが、同行の突破口となったのである。