ワンピース緑牛のモデルは原田芳雄!映画『浪人街』と能力の全貌
緑牛と藤虎は、ともに世界徴兵によって大将へと大抜擢された同期の間柄です。マリージョアでの会話シーンでは互いに軽口を叩き合う親しい関係に見えましたが、その根底にある「正義の哲学」は完全な対極に位置しています。
藤虎が「民衆の安全と仁義」を重んじ、王下七武海制度の撤廃を推し進めた人道主義者であるのに対し、緑牛は「差別とは安寧」「神(天竜人)を崇めない非加盟国の人間に人権はない」という、極めて苛烈な全体主義・身分階級主義の信奉者です。現役元帥であるサカズキ(赤犬)の徹底的な正義に強い心酔を見せており、赤犬に認められたいという承認欲求を作中で露骨に露わにしています。
映画『浪人街』において、原田芳雄演じる荒牧と勝新太郎演じる赤牛が時に背中を預け合い、時に価値観の違いから激しく衝突したように、作中でも革命軍の侵入を許したマリージョアで二人が大喧嘩を起こした事実が語られています。この2人の対比は、単なる善悪ではなく「国家権力の維持」と「個人の倫理」の相克という、ワンピースが描く深いテーマ性を如実に表しています。