オートバックスの黄ばみ取りは効く?料金・持続期間と再発の真相
ネット上の掲示板やSNSで散見される「オートバックスで黄ばみを取っても数ヶ月ですぐ再発した」という口コミ。この噂の背景には、現代の自動車用ヘッドライトが抱える構造的な宿命が存在します。
現在流通している車両のヘッドライトカバーは、成形性の高さと耐衝撃性に優れた「ポリカーボネート(PC)」という樹脂素材で作られています。ポリカーボネートは非常に頑丈である反面、太陽光の紫外線(UV)や熱に極めて弱いという弱点を持っています。そのため、新車時のレンズ表面には強固なUVカットハードコートが焼き付け塗装されています。
研磨作業を行うと、黄ばみの原因である劣化層ごとハードコートが削り落とされます。つまり、磨き上げた直後のレンズは「無防備な素肌」と同じ状態です。ここで保護層を作らなければ、わずか2〜3ヶ月で以前より急速に紫外線劣化が進行してしまいます。
ヘッドライト黄ばみ取りの持続期間を左右するのは、磨いた後に施す保護処理の性能です。エントリープランに付属する簡易コーティングの場合、オートバックスのヘッドライトコーティング持ちは一般的に約3ヶ月〜6ヶ月程度とされています。一方、硬化型ガラス被膜や専用トップコートを定着させる上位プランでは、約1年〜2年にわたって透明感を維持することが可能です。施工を依頼する際は、単に「黄ばみを落とす」だけでなく「どのような保護膜を形成するのか」を確認することが、短期間での再発を防ぐ決定打となります。