ガーゼマスクは「意味がない」は本当か?捕集性能の真実と活用法

ガーゼマスクは「意味がない」は本当か?捕集性能の真実と活用法について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

大ざっぱに言えば、微細なウイルス粒子の侵入を遮断する「捕集性能」において、ガーゼ素材が不織布に劣るのは動かしがたい物理的真実だ。不織布マスクは静電気を帯びた特殊な微細フィルター構造を備えており、0.1〜3微メートルの粒子を80%〜99%以上カットできる。これに対して、綿糸を織り込んだガーゼ生地の網目は数百微メートル規模と格段に粗い。ウイルス単体どころか、飛沫核レベルの微粒子であっても、ガーゼの目を容易に通り抜けてしまう。

工学的な検証実験データによれば、単体でのガーゼ生地のウイルスろ過効率(VFE)は10%から20%程度にとどまるケースが多い。この数値を引き合いに出して「着けても着けなくても同じ」「気休めに過ぎない」と断じる声が上がるのも、技術的な数値だけを見れば一定の理屈が通る。しかし、ウイルスを吸い込むリスクと、自らの吐息に含まれる大きな唾液飛沫を飛散させるリスクは別物だ。喉の保温や大きな飛沫のブロックという観点においては、ガーゼにも固有の役割が存在する。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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