冬の電車が暑いと感じる理由とは?暖房設定基準と蒸し暑さ対策
冬の電車内が「暑い」と感じる最大の理由は、単に暖房が効きすぎているからだけではない。主な原因は、乗客自身の体熱と厚着、そして暖房機器の構造的特性にある。
多くの鉄道会社において、冬場の車内目標温度は一般的な車内温度設定基準として18℃から20℃程度に設定されている。家庭やオフィスの暖房設定と比べても決して高すぎる数値ではない。しかし、朝夕のラッシュ時には1両あたり150人から200人近くの乗客が密集する。人間の体温は一人あたり約100Wの熱を発するため、満員車内は巨大な暖房器具と化すのだ。さらに、防寒性の高いダウンジャケットや機能性インナーを着用した乗客が熱を閉じ込めるため、体感温度は設定温度を遥かに上回る25℃以上に達することもある。