Tokio「幻の6人目」小島啓の真相と現在、歴代メンバーの歩み
小島啓の突然の脱退は、CDデビューを目前に控えたグループに激震を走らせた。急遽、空いたポジションを埋めるべく白羽の矢が立ったのが、当時サポートメンバー的にタンバリンを担当していた最年少の長瀬智也である。
弱冠15歳にして圧倒的な華と天性のボーカルセンスを備えていた長瀬智也の正式加入は、TOKIOにとって決定的な転機となった。メインボーカルに長瀬、ギターに城島茂、ベースに山口達也、キーボードに国分太一、ドラムに松岡昌宏という「黄金の5人」がここに完成。結果として、デビューシングル『LOVE YOU ONLY』は大ヒットを記録し、その年のNHK紅白歌合戦へのスピード出場を果たす原動力となった。
もしも小島啓がそのまま在籍していたら、長瀬智也がフロントマンを務める独自のロックサウンドは生まれていなかったかもしれない。運命の歯車が噛み合ったこの交代劇こそが、その後のTOKIOを国民的バンドへと押し上げる決定打となった。