信号機を支える孤高の技術集団「トリコン」―砲弾型Ledに命を吹き込む島根の職人魂と市場支配の真実
優れた技術があっても、それを必要とする設計者の元へ届けるチャネルがなければ宝の持ち腐れとなる。トリコンの技術力を市場へ展開するうえで、中核的な役割を果たしているのが、エレクトロニクス商社であるスギデン株式会社(東京都)だ。
スギデンは単なる販売窓口にとどまらない。産業機器メーカーの設計エンジニアとトリコンの製造現場をつなぐ「技術商社」として機能している。顧客が抱える光の課題(「もっと遠くまで光を届けたい」「高温環境下での減衰を抑えたい」など)をヒアリングし、トリコンのエンジニアへダイレクトにフィードバックする。
この密接なパートナーシップがあるからこそ、試作開発のサイクルは劇的に加速する。島根の工場と東京の市場が太いパイプで結ばれていることが、トリコンの営業的強みとなっている。