カトキチ冷凍うどんが消えた?社名変更の真相と変わらぬコシの秘密

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スーパーの冷凍棚で「カトキチ」の文字が目立たなくなった背景には、食品業界史に残る大きな経営統合とブランド戦略の転換が存在します。かつて香川県観音寺市に本社を置き、冷凍麺の代名詞として君臨した株式会社加ト吉(カトキチ)は、2008年に日本たばこ産業(JT)の完全子会社となり、2010年1月1日付で「テーブルマーク株式会社」へと社名変更を行いました。

消費者の間では「カトキチとテーブルマークは別会社なのか」「味が変わってしまったのではないか」という疑問が長年囁かれてきました。しかし、結論から言えば製造ライン、製法技術、そして讃岐うどんの品質に対するこだわりは完全に継承されています。社名変更直後は、消費者の混乱を防ぐためにパッケージの隅にお馴染みの「カトキチロゴ」が併記されていましたが、ブランド認知の浸透に伴い、現在の洗練された「TableMark」ブランドへと一本化が進みました。

つまり、「商品が消えた」のではなく、「テーブルマークのさぬきうどん」として現在も冷凍麺市場のトップシェアを走り続けているというのが真相です。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。