クマ被害急増の現場を独自追跡!隠された目撃情報と命を守る自衛策
野生動物の生態に詳しく、長年この問題を研究している北海道大学の坪田敏男教授は、近年の異常な出没状況に対して強い警鐘を鳴らす。かつての生態常識では測れない変化が、山の中で確実に起きているという。
坪田教授らの分析によれば、秋口のドングリなど果実類の極端な凶作に加え、近年の地球規模の気候変動が冬眠のサイクルを狂わせている。さらに、生ごみや放置された果樹の味を覚えた個体が「人間は怖くない、都市部には美味な食料が豊富だ」と学習してしまっている。結果として冬眠に入らず、一年中人里を徘徊する個体が増加しており、従来の季節感に基づいた対策では住民の命を守りきれない段階に入っているのだ。