オグリキャップ有馬記念の奇跡!限界説を覆したラストランと武豊の真実
1990年12月23日、中山競馬場には当時のレコードとなる17万7,845人の観客が詰めかけました。パドックからスタンドまで足の踏み場もない異様な熱気の中、ファンは半信半疑ながらもラストランを見届けようと祈るような視線を注いでいました。
この第35回有馬記念の主な出走馬と単勝オッズは以下の通りです。
【第35回有馬記念 主な単勝人気】
・1番人気:ホワイトストーン(単勝2.3倍)
・2番人気:メジロライアン(単勝3.7倍)
・3番人気:ヤエノムテキ(単勝4.8倍)
・4番人気:オグリキャップ(単勝5.5倍)
かつて圧倒的な1番人気を背負い続けたオグリキャップが、単勝5.5倍の4番人気まで評価を落としていました。しかし、レース結果は1着オグリキャップ、2着メジロライアン、3着ホワイトストーン。配当は単勝550円、枠連(4-4)1,170円を記録しました。
先頭でゴール板を駆け抜けた瞬間、フジテレビの大杉正明アナウンサーは「右手を挙げた武豊!オグリキャップ、ラストランを見事に飾りました!見事な引退レース!見事な復活!」と絶叫。スタンドからは自然発生的に「オグリ!オグリ!」という地鳴りのようなオグリコールが巻き起こり、競馬場全体が涙と歓喜に包まれました。公営競技の枠を超え、ひとつの生き様が日本中を震撼させた瞬間でした。