のまネコ問題の真相と現在|平成最大級のエイベックス炎上を徹底解説
過熱する騒動の中で、ネットユーザーたちは単なる掲示板への書き込みにとどまらない、独自の対抗措置を編み出しました。その象徴が、モナーの代わりに生み出された対抗キャラクター「のまタコ」です。
「のまタコ」は、「AAはみんなのもの」「著作権フリー」を掲げるパブリックドメインのシンボルとして拡散され、Tシャツやグッズの画像がクリエイティブ・コモンズ的な思想のもとで無償配布されました。企業が資本力で囲い込もうとするのに対し、オープンソース的なゲリラ戦術で対抗するという、当時のFLASH黄金期ならではのムーブメントでした。
一方で、抗議活動は次第に常軌を逸した暴走を見せ始めます。エイベックスの松浦勝人社長(当時)の個人ブログには数千件を超える誹謗中傷が殺到し、やがてエイベックス本社や関係先、さらには制作関係者の自宅に対する爆破予告や殺害予告といった脅迫事件にまで発展。警察が捜査に乗り出す刑事事件の様相を呈したのです。
事態の深刻化を受け、エイベックスは2005年9月30日、ついに「のまネコ」の商標登録出願を取り下げることを正式発表しました。グッズ販売などは継続されたものの、事実上の企業側の全面譲歩という形で、騒動は沈静化へと向かいました。