池内淳子の死因と病の真相に迫る|名女優が最期に遺した感動の言葉
池内淳子さんの命を奪った本当の病名は、肺腺がんであった。2010年9月26日、都内の病院で息を引き取った。享年76。タバコを吸わない女性にも発症例が多いとされる肺腺がんは、自覚症状が出にくく、発見された段階で進行していることも少なくない。
彼女が異変を感じて精密検査を受けたのは、亡くなるおよそ半年前のことだった。医師から告げられた過酷な現実に動じることなく、静かに治療と向き合う道を選んだという。周囲に過度な心配をかけまいと、病状を広く公表することは控えていた。弱音を一切吐かず、病床でも常に身なりを整え、気品を失わなかった姿は、まさに生涯を「池内淳子」として生き抜いた女優の魂そのものであった。