世界一まずい食べ物の正体とは?激臭グルメの真相と愛される理由に迫る

世界一まずい食べ物の正体とは?激臭グルメの真相と愛される理由に迫るの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。

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激臭グルメの筆頭格として誰もが思い浮かべるのが、スウェーデン発祥の缶詰シュールストレミングです。バルト海のニシンを薄い塩水に漬けて缶の中で発酵させたもので、開缶時にガスとともに噴き出す刺激臭は凄まじい破壊力を誇ります。科学的な発酵食品の臭気指数(アラバスター測定値)を比較すると、その特異性が一目で分かります。

日本の代表的な発酵食品である納豆の数値が約452 Au、くさやの焼きたてが約1267 Auであるのに対し、シュールストレミングは約8070 Auと文字通り桁違いの数値を記録します。飛行機内への持ち込みが爆発・異臭リスクで禁止されているほどであり、名実ともに世界一臭い食べ物の頂点に君臨しています。

さらに北欧・極北エリアには、同様に強烈な郷土料理が存在します。アイスランドのハカールは、グリーンランドサメの肉を発酵・乾燥させた保存食で、強烈なアンモニア臭が鼻腔を突き刺します。また、グリーンランドのイヌイットに伝わるキビヤックは、アザラシの体内にウミスズメ類を丸ごと数十羽詰め込み、地中で数カ月から数年発酵させて作られます。これらは過酷な極寒の冬を越すために不可欠なビタミンとミネラルの補給源であり、世界三大激臭グルメの枠を超えた生存のための貴重な食料でした。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。