神話と鉄とフットボールの街へ!鹿嶋が今仕掛ける大変革の全貌
1960年代、砂丘地帯を掘り込んでY字型の港湾を築いた「鹿島臨海工業地帯開発計画」。日本の高度経済成長を象徴するこの国家的プロジェクトは、鹿嶋の風景を一変させた。その中核として街の屋台骨を支え続けてきたのが日本製鉄だ。
重厚長大な産業構造は今、地球規模の環境要請に応えるべく歴史的な転換点を迎えている。高炉の脱炭素化、水素還元製鉄の実証実験、洋上風力発電などの再生可能エネルギーと連携したクリーン電力供給網の構築など、鉄鋼業の現場は最先端のグリーンイノベーション拠点へと変貌を遂げつつある。
「鉄の街」としての誇りはそのままに、持続可能な次世代素材の供給地へとシフトする。巨大コンビナートの煙突群が描くスカイラインは、過去の産業遺産ではなく、脱炭素社会の未来を切り拓く最前線の実験場だ。