中核派とはどんな組織?革マル派との違いと前進社の現在を徹底解説
かつての暴力的なイメージから脱却し、新たな支持層や若年層を獲得するために打ち出されたのが「ソフト路線への転換」です。
2017年にスタートした公式YouTubeチャンネル「前進チャンネル」は、若い活動家がアジト内部の生活実態や食事風景、自前の主張を軽快なトークで配信。これまでのアンダーグラウンドな過激派像を覆す動画構成がネット上で話題となり、チャンネル登録者数は数万人規模に達しました。
さらに象徴的な出来事が、活動家の洞口朋子氏による地方政治進出です。2019年の東京都杉並区議会議員選挙に立候補して初当選を果たすと、2026年の統一地方選挙でも再選。中核派であることを隠さずに街頭演説を行い、貧困問題や女性の権利、反戦平和を前面に打ち出す手法で一定の浮動票を獲得しています。
SNSやメディアを活用して「普通の若者が社会の理不尽に怒り、活動している」という親しみやすさを演出する手法は、組織の巧妙なリブランディング戦略として公安当局から極めて警戒されています。