「大丈夫じゃなくても大丈夫」の真意と大ヒット作が心救う理由
このメッセージをエンターテインメントの最高峰へと昇華させ、世界的な社会現象を巻き起こしたのが、スタジオドラゴン制作の韓国ドラマ『サイコだけど大丈夫』(英題:It's Okay to Not Be Okay)です。本作は、除隊後初復帰となったトップ俳優キム・スヒョンのドラマ主演作として配信前から凄まじい注目を集め、Netflixのグローバルランキングで長期間トップ10入りを記録しました。
物語のあらすじは、過酷な運命を背負う2人の男女の出会いから始まります。精神病棟の保護士として働き、自閉スペクトラム症を抱える兄の世話を一手に引き受けながら自らの人生を犠牲にしてきた青年ムン・ガンテ(キム・スヒョン)。一方、反社会性パーソナリティ障害の傾向を持ち、傲慢で攻撃的な言動の裏に幼少期の深いトラウマを隠す人気童話作家コ・ムニョン(ソ・イェジ)。
互いの欠落と傷を刺激し合いながらも、2人は少しずつ心の鎧を脱ぎ捨てていきます。ここにガンテの兄であり、純粋な心で絵を描くムン・サンテ(オ・ジョンセ)が加わることで、単なる男女のロマンスにとどまらない「疑似家族の再生劇」が展開されます。キャスト陣の圧倒的な演技力と緻密に組まれた人間関係の相関図が、視聴者を物語の奥深さへと引き込みました。