郵便局跡地が化ける巨大再開発の裏側:日本郵政不動産の収益化戦略
大手デベロッパーが喉から手が出るほど欲しがる駅前の好立地。日本郵政グループは、その一等地を全国各地に自前で保有している。かつて集配拠点や集会施設として機能していた郵便局跡地は、都市機能の再編に伴い、次々と高収益を生む資産へと生まれ変わりつつある。日本郵政不動産株式会社は、これら未利用資産の潜在価値を徹底的に炙り出し、安定的な純利益を生み出す収益構造を構築してきた。
単なる売却による一次的なキャッシュインに頼るのではない。長期保有による賃貸収入と不動産ファンドを活用したアセットマネジメント手法をバランスよく組み合わせる点が、同社の真骨頂だ。インフレ局面においても賃貸料収入の改定や施設価値の向上により、持続的なキャッシュフローを創出。全国の郵便局跡地再開発は、過疎化に悩む地方都市から都市部の一等地まで、地域の実情に応じた柔軟なポートフォリオ戦略によって展開されている。