准看護師は本当になくなる?正看護師との違いや年収格差の真相【2026】

准看護師は本当になくなる?正看護師との違いや年収格差の真相【2026】とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

准看護師、正看護師(看護師)、そして看護助手は、医療現場で患者のケアにあたるという点では共通しているように見えますが、その法的根拠、資格体系、業務範囲、そして給与体系には決定的な境界線が存在します。

法的な最大の違いは、保健師助産師看護師法第5条および第6条に規定される「免許の種類」と「指示権」の有無です。正看護師が「厚生労働大臣免許」である国家資格であり、自らの専門的判断に基づいて療養上の世話や診療補助を行えるのに対し、准看護師は「都道府県知事免許」であり、「医師、歯科医師または看護師の指示を受けて」業務を行わなければならないと明記されています。また、看護助手は医療資格を持たないスタッフであり、注射や採血、点滴管理などの「医療行為」を一切行うことができません。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」などの最新データを基に、各職種の客観的な処遇・役割の違いを以下の表にまとめました。

比較項目正看護師(看護師)准看護師看護助手(看護補助者)免許・資格の種別厚生労働大臣免許(国家資格)都道府県知事免許(公的資格)無資格(各種民間認定あり)最短修業年限・受験資格3年〜4年(専門学校・短大・大学)2年(准看護師養成所・高校衛生看護科)修業期間なし(未経験可)業務上の指示権と自立性自らの判断で療養上の世話が可能
准看護師へ業務指示を出せる医師・歯科医師・看護師の「指示」が必須
自ら他の看護職へ指示は出せない看護師の指示下で生活介助・環境整備のみ(医療行為は不可)平均年収データ(目安)約500万〜520万円約410万〜430万円約300万〜330万円主な活躍拠点・採用動向大学病院、総合病院、急性期病棟、訪問看護、行政地域クリニック、療養型・精神科病院、介護老人保健施設一般病院の一般病床、療養病棟、介護施設全般管理職・キャリアの広がり師長・看護部長、認定・専門看護師への道が開かれている役職への登用には一定の制約がある組織が多い介護福祉士等の他資格取得によるステップアップが主

給与面に着目すると、准看護師と正看護師の間には年間でおよそ80万〜100万円前後の給料格差が存在します。月々の基本給の差に加え、基本給をベースに算出される賞与(ボーナス)や、役職手当の有無が年収差を広げる構造的な要因となっています。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。