片目だけ涙が出る原因とは?放置厳禁の病気サインと眼科受診の目安
片目だけ涙が止まらない病気を判別する際、最大の分岐点となるのが「痛みの有無」と「充血の有無」です。自覚症状の違いによって、疑われる疾患は大きく異なります。
【痛みを伴わないケース】
「痛くもかゆくもないのに、気づくと涙がつーっと流れる」という場合、涙道の物理的な閉塞や機能低下が疑われます。加齢に伴って涙の通り道が細くなる加齢性涙道狭窄、鼻涙管閉塞症、あるいは眼輪筋の筋力低下によって涙を吸い上げるポンプ機能が落ちる眼瞼外反などが代表例です。また、現代人に急増している眼精疲労による片目の涙も、ピント調節筋の過度な緊張から自律神経が刺激されて片側だけに生じることがあります。
【痛みや異物感・充血を伴うケース】
ゴロゴロとした異物感やズキズキする痛みがある場合、眼球表面に炎症が起きています。細菌やウイルスによる結膜炎の片目症状では、涙とともに黄色っぽい目やにや白目の充血を伴います。さらに警戒すべきは、コンタクトレンズの長時間装用や外傷によって黒目が傷つく角膜炎です。角膜炎では涙が止まらない状態に加えて強い眼痛や羞明(光をやたら眩しく感じる現象)が現れ、放置すると視力低下を招くリスクがあります。