X Japanメンバーの現在2026|不仲説と急逝の真相・歴代軌跡を総括

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ファンのみならず音楽界全体が注視し続けているのが、YOSHIKIとToshlの確執の真相です。幼稚園時代からの幼馴染であり、互いを「運命共同体」と呼び合っていた2人が、なぜ公の場で言葉を交わすことすら避ける事態に陥ってしまったのでしょうか。

時計の針を1997年に戻すと、発端はToshlの自己啓発セミナーへの傾倒と洗脳騒動でした。Toshlは自著『洗脳 地獄の12年からの生還』の中で、家族との金銭トラブルやマネジメントへの不信感から精神的に追い詰められ、主催者団体にマインドコントロールされていった過酷な内幕を告白しています。この洗脳が直接の引き金となり、1997年4月にToshlが脱退を表明、同年大晦日の「THE LAST LIVE」をもってバンドは解散へと追い込まれました。

2007年の奇跡的な再結成により、2人の絆は復活したかに見えました。実際、2010年にToshlが洗脳団体から脱出した際、救いの手を差し伸べたのもYOSHIKIでした。しかし、再結成後の活動が進むにつれ、新たな火種が表面化します。

関係者への取材や各種報道によると、再燃した対立の核心は単なる個人的な感情ではなく、「楽曲使用に関する権利関係」と「ギャランティの未払い・契約形態を巡る法的な対立」にありました。海外進出を掲げるYOSHIKIのマネジメント体制と、過酷な過去を乗り越えて自己の権利を守ろうとするToshlサイドとの間で、ビジネス上の折り合いがつかなくなったとされています。

2018年秋以降、Toshlは自身の公式ブログやSNSにおいて「X JAPAN」という単語を使用することを極端に避け、出演する音楽番組でも過去の所属バンドについて語らない姿勢を貫いています。かつて「Toshlの歌声こそが自分のメロディの魂」と語ったYOSHIKIと、自らの尊厳を取り戻すために距離を置いたToshl。2人が築いた歴史があまりにも深かったからこそ、その亀裂は修復不可能な段階に達しているのが偽らざる現状です。

加藤 愛美

加藤 愛美

エンタメ専門ジャーナリスト

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。