スマホを向ける市民、拒絶する警察――2026年の現場で激化する「撮影トラブル」の法的境界線
問題が深刻化するのは、動画がネットの海に放たれた瞬間だ。モザイク処理もせず、警察官の個人名や所属署を特定できる形で動画を拡散すれば、たとえ撮影自体が適法であっても、名誉毀損罪や侮辱罪が成立し得る。さらに、「税金泥棒」「無能」といった誹謗中傷のコメントを誘導するような編集を施した場合、民事上の損害賠償請求だけでなく、刑事罰の対象にもなり得る。SNSの「いいね」欲しさに投稿した1本の動画が、人生を破滅させる引き金になるのだ。