シャネルデニム争奪戦の裏側!新作バッグと高騰続く相場の正体
シャネルのデニムアイテムを手に取ると、誰もがその手触りと構造の緻密さに息をのむ。それはまさにデニム・オートクチュールと呼ぶにふさわしい工芸の極みだ。
メゾンの象徴であるマトラッセ(Chanel 11.12 / Classic Flap)のデニム仕様には、何十工程にも及ぶ職人技が凝縮されている。均一なふくらみを持たせるキルティングステッチは、厚みのあるデニム生地の上でもミリ単位の狂いなく施され、長年愛用しても型崩れを起こさない。色落ちの度合いやアタリの出方までもが計算し尽くされており、一点ごとに異なる表情を持ちながらも最高峰の気品を失わない。
メタルボタンの彫刻、ゴールドチェーンの編み込み、ポケットの配置一つひとつに宿るクラフツマンシップ。ストリートウェアの記号であるはずのデニムが、職人の手によって芸術品へと昇華されている。